日めくりインドア女子

ゲームや漫画、ドラマやコンビニスイーツなどに関するインドア女子の記録

ワールドトリガーがこんなに面白いなんて知らなかった

世の中には二種類の人間が存在する。

アニメ版「ワールドトリガー」を見たことがある人間と、そうではない人間と。

これは、ワールドトリガーをまったく知らなかった人間が、ワールドトリガーを見て夢中になるまでの記録である。

 

きみはワールドトリガーを知っているか

「ワールドトリガー」という名前は聞いたことがあった。

記憶のなかでどの引き出しに入っているかというと「名前だけは知っているけど見たことのない作品」であり、朝早くから長年放送しているアニメ、くらいの認識。

だが中身を知らないので、どのような内容かは知らない。

目にしたことのあるアイキャッチのイメージから、少年がプラグスーツのようなものを着用して大きいロボットで戦う、多分世界を救うために。

そんなふわっとした認識で「少年向けのロボットアニメ」なのかなとぼんやり思っていた。そしてなぜ今まで見たことがなかったかというと、休日の早朝にアニメを見る習慣がなかったのと、周りで見ている人がいなかったので話を聞く機会がなかったから。接点がほぼなかったのだ。

こちらのアンテナが立っていなかったために、ワールドトリガーの情報を目にしても受信することができなかった、というのもある。ちなみに「ワートリ」と略す(んだよね?)ということだけは知っていた。

 

見るきっかけになったもの

ワートリ未体験のわたしが何故、ワートリを見るようになったのか。

そのきっかけは、Amazonプライムビデオがくれました。

そのときのわたしは

「SFもので、男の子も女の子もあんまりギラギラしてなくて、かといって血みどろとかダークすぎないアニメ作品」

を探していました。

おすすめリストに出てきた作品をタップしては、★の評価がいまいちだったり、上記の条件にあっていなかったりして、まだ見ぬ名作を探すのに疲れはじめた頃。

ワールドトリガーに行き着いたのです。

レビューを見てみると、かなりイチオシしている人が多い印象。視聴できる全エピソードが73話もある。驚くべき話数でありながら、★の評価が良い。これは当たりなのでは? と、第1話を見てみることにしたのです。

 

めっちゃ面白い

見始めると夢中になって、気がついたら13話まで一気に視聴していました。すごく面白い。こんな作品があったとは。

見る前の「少年向けの早朝ロボットアニメ」という印象はがらりと変わりました。わたしのような少女……もとい、かつて少女だった大人にもがっつり刺さる面白さ。

第1話 異世界からの来訪者

そもそも、ロボットにのって戦うのではなく、プラグスーツのように見えていたものは戦闘服で、その戦うときの姿はトリオンという精神パワーみたいなのでかたどられたもの。

トリオン体となって武器を持って戦います。ロボットには乗りません。

ロボットはむしろ敵(ネイバー)側が地球に送り込んできたトリオン兵がそれっぽいです(早口)。

こういう専門用語というか造語も、本編はもちろん最後のコーナーでキャラが丁寧に説明してくれるのでスッと入ってきます。

 

キャラクターの魅力

とくに良いと思ったのがキャラクターです。

現在37話まで視聴済なのですが、主人公の三雲修(みくも おさむ)はフィジカル的な活躍はこれまでほとんどありません。喧嘩を吹っ掛けられたらあっさりボコボコにされるし、ネイバー相手にも歯が立ちません。

では頭脳が優秀かというと、それも決して天才的な資質があるわけでもなく…。

生まれつきものすごい大きさのトリオン体を持ち合わせているわけでもなく。

とにかくパッとしない。

でも、とにかく人が良い。それが修の良いところであり、皆がハッとするところです。コミュニケーション能力に長けているんですね。性善説というか。

それを修本人は「情けは人のためならず」的なことを言ってましたけども。本人がそう言うと逆に信頼度上がりますよね。

第8話 ブラックトリガー

そして空閑遊真(くが ゆうま)。修の相棒ともいうべき存在になる人物です。

ユーマはは複雑な過去がありながら飄々としてめっちゃ強い。

精神的にも、肉体的にもかなり強い遊真ですが、修とだんだん友達になっていくのが、なんというか尊い。いやわたしには腐的な趣味はないのですが、「けものフレンズ」でサーバルちゃんとかばんちゃんが友達になっていくのを見守ってたときに感じたような、ほっこりした気持ちになります。

はじめて地球に来て知り合ったのがオサムでよかったなぁ、ユーゴ…と親目線になってしまいますね。

二人が仲良くなっていくのが最初の数話で丁寧に描かれているので、わたしも子供時代に戻って友達つくりたい…ってなります。

 

あとワートリですごいなと思うところ。

とにかくキャラがたくさん出てくるんです。

ティーンエイジャーを中心とした年代で、チームごとに○○隊とか、少し上の年代とか、違う惑星のキャラとか。ほんとうにたくさん。ネイバーとの大戦なんて、オールスター感謝祭なみですよ。

そしてそのたくさんのキャラクター達それぞれに目的や好きな人、苦手な人がいて、見ていると人間観察しているような気持ちになるんですね。ずっと見てたらわたしのコミュ力上がるかもしれない。(あがらない)

ちなみに今37話まで見ていちばんお気に入りのシーンは「31話 三雲修の覚悟」忍田本部長がシャーッと素早い動きを見せるところ。普段は寡黙な大人キャラがここぞという戦闘で見せる速い動き。こういうの大好き。それに対して城戸司令官が「やんちゃ小僧が…」とつぶやくのも最高です。やんちゃ小僧 忍田本部長(33歳)の若かりし頃のエピソードがいつか見てみたいです。これから見れたりするのかな。

▼16:30から忍田本部長のやんちゃ小僧ぶりが見られる第31話

第31話 三雲修の覚悟

▼烏丸さんのレアな学ラン姿が見られる第33話

第33話 ハイレインの恐怖

 

何故いままで知らなかったんだろう

こんなに面白い作品にいままで一度も触れてこなかったなんて。何故なんだろう。ワートリにはまればはまるほど、我ながらそこが疑問なのです。

ガンダムとか、エヴァンゲリオンくらいの人気現象になってもいいほどなのに。そしてもしそれが起きていれば、もっと早い段階からわたしも見てみようと思ったのではないか。いや、でももしかして、そういった現象はあったのでしょうか。こんなに長期間アニメ放送され続けているのだし。評価も人気も高いし。作品に触れたことのない人も作品名は知っているほどだし。

ひとえに、わたしのアンテナが足らなかったのでしょう。

こんなに面白い作品を今まで知らなかった謎の悔しさ。しかし、まだ見てないエピソードがたくさんある!という大きな喜びも同時にあるのです。

 

アニメ新シーズン製作決定

ワートリについて未視聴ぶんのネタバレに気を付けながら調べてみたら、うれしいニュースを知りました。

ワールドトリガー、アニメシリーズ新シーズン製作決定。

おめでとうございます。

あぁ、いま見られるぶんを見終わっても、続きが約束されているなんて!

 

原作漫画も素晴らしい

今回見始めたのはアニメ版でしたが、原作である漫画が先日までジャンプBOOKストアで9巻まで試し読み配信されていました。

特集_『ワールドトリガー』無料大開放キャンペーン!!(終了)

アニメ先行で見てから、漫画も読んでみたのですが素晴らしかったです。

漫画ってモノクロじゃないですか。それが世界観をさらにかっこよくしているなぁと感じました。現在出ているコミックスは21巻まで。アニメを全話見終えたら集めてしまいそうです。 

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