先日、税務署から確定申告のお知らせが来ました。
驚いたのが、
令和2年分の所得税確定申告から
e-Taxで申告しないと
65万円分の青色申告特別控除の適用が受けられない
というもの。
▼国税庁からの詳しいお知らせはこちら(pdf)
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shotoku/0019009-126.pdf
まぁ、令和2年分からなので、今回申告する令和元年分は申告書を提出する方式でも青色申告特別控除は受けられるんですが…
せっかくなので今回からe-Tax(国税電子申告・納税システム)に切り替えることにしました。
e-Taxを使う方法は大きく分けて二通り
e-Taxとは、税務署が運営しているオンラインの申告システムで、ソフトウェア版とWeb版があります。
それを使うためには
①マイナンバーカードとカードリーダーライター(スマホのアプリでも可)
もしくは
②税務署で発行するIDとパスワード
と二つの方式があるようです。
①マイナンバーカード方式
もしマイナンバーカードを持っていて、
ICカードリーダーライタ対応のAndroidデバイスと
Bluetooth搭載のWindowsパソコンがあれば、
税務署に行かずともe-Taxで申告できるわけですね。
▼対応機種や詳しい手順についてはこちら
ICカードリーダライタのご用意 | 公的個人認証サービス ポータルサイト
②ID・パスワード方式
マイナンバーカードを持っていない場合は、
顔写真付きの身分証明書を持って税務署に行き、対面でIDとパスワードを発行してもらえれば、それを使ってe-Taxで申告できるようです。
ただし、ID・パスワード方式はマイナンバーカードが普及するまでのあくまで暫定的な対応らしいです。「お早めにマイナンバーカードの取得をしてください」と税務署からのお知らせやホームページにも小さく書いてあります。
今回わたしがID・パスワード方式を選択した理由
できればラクに自宅のみで終わらせたいところですが、
なにしろマイナンバーカードを持っておりません。
通知カードのみで、発行してなかったんですね~。特にこれまで必要性もなかったし。
それでマイナンバーカードの発行について調べてみると、パソコンやスマートフォンからの申し込みもどうやらできるようなのですが、申し込みから発行まで2~3週間かかるんですって。
今から3週間かかったら、確定申告期間に間に合わなくなってしまいます。
…というわけで、税務署へ行ってIDとパスワードを発行してもらうことにしました。
待ち時間はみな平等
税務署へ行き、総合受付へ。
「e-TaxのIDとパスワードの発行をお願いします」と言えばすぐわかってもらえました。
しかし、待合所の椅子はちらほら空いていますが、「相談」の番号札を渡されてしばらく待ちました。
相談というか申し込みなのですが、そういう区別は無いようです。
そしたら最初からネットで申し込みさせてほしいですよね…。
ちなみに電話で事前に予約しておけば待ち時間は短くできるようです。急いでいる場合は予約必須ですね。それから30分くらい待ったと思います。
登録の手順と注意事項
番号を呼ばれて、個室に通されました。
あらためてIDとパスワード発行してもらいたい旨を伝えます。
そうするとノートパソコンの登録画面に、名前や住所、事業所名などの必須事項を入力するように促されます。
ここで注意なのが、パスワードのところ。
英小文字と数字を合わせた8桁以上のパスワードを自分で考えて打ち込む必要があるのですが、
パスワードって普通だとフォームに打ち込んだときに
「●●●●●●●」と伏せられるじゃないですか。しかし、ここは丸見えでした。
なので普段自分がよく使っているようなパスワードを使うのは絶対にやめたほうがいいです。
登録ボタンを押す前に職員さんが確認したり、登録完了したときに渡される印刷物にも本人用とはいえ堂々とパスワードがそのまま記載されたりしますので、
まじでどうでもいい英数字の羅列にしたほうがいいと思います。
というか、これも自動作成のパスワードとかじゃないんかい…とちょっと突っ込みたくなりました。
というわけでe-Tax、まだわからないことだらけですがなんとかやってみようと思う次第です。
あと令和2年分の申告にむけてマイナンバーカードも発行しなきゃ…