Nintendo Switchで「あつまれどうぶつの森」をプレイしています。
購入したときから時間操作はしていません。ずっとリアルタイムで遊んでいます。
先日、SNSで知り合った方と通信する機会がありました。
お互いの島を行き来して楽しく交流したのですが、その人に
「タイムトラベルなしで遊んでるなんて、すごいね」
と言われたんです。
嫌味とかは感じられなくて、本当に信じられない、みたいな感じで。
その人はどんどん時間操作する派で、かなり先の季節家具や星座のオブジェなども揃っていました。
タイムトラベルする派の人から見たら、時間操作をしないなんてある種のしばりプレイのように思えるのかもしれません。
そのことをきっかけに、自分はなぜあつ森でタイムトラベルしないのか考えてみたくなりました。
タイムトラベルのメリットとデメリット
あつ森でタイムトラベルすると、ありとあらゆる「待ち時間」が短縮されます。
それが最大のメリットですね。
タヌポートから注文した品は1日進めればすぐ手に入る。
毎日木から落ちてくる家具や、石を叩いて入手できる「1日1回できること」がすぐに何回もできる。
そのうえ、デメリットはほとんどなし。時間を戻したらカブが腐るくらい。
前回までのどうぶつの森シリーズにあった
「いつの間にかお気に入りの住民が引っ越してしまう・花が枯れて無くなる・気持ち悪い花(ラフレシア)が咲く・住民にタイムトラベラーと噂される」
といったデメリットは、あつ森には一切ありません。
理由その1、面倒くさい
私があつ森でタイムトラベルをしない理由は、単純に「面倒くさい」というのが大きな一因です。
時間操作をするには、Switchの設定から「日付と時刻」をいじってあつ森を起動するらしいのです。これだけ聞くと簡単に思えます。
しかし、ホーム画面であつ森を起動してからタイトル画面が表示されるまでのロード時間って、めちゃくちゃ長いですよね?
このロード時間、花の交配情報などを読み取るため、島が発展すればするほど長くなるらしいのですが、さっき起動したときに計ってみたら40秒でした。
たかが40秒かもしれません。されど40秒です。
1日に数度ならまだしも、何十回も起動するたびに40秒、私には耐えられません。
島クリエイトにそこまで命かけてない
おそらくですが、時間操作の先には「アイテムをコンプリートして島を自由に飾りたい」という願望があると思うんですよね。
時間操作すれば、いろんな色違い家具、ジョニー家具、季節家具、めっちゃ揃うじゃないですか。
それを何のために集めるかというと、カタログを埋めたいというコレクター精神もあるかもしれませんが、自分の島を思うままに飾りたいからじゃないのかな。
例えば、ここに橋をかけたい、坂道をつくりたい。
もしくは、住民の家やお店を移設したい。
そう思ったときに立ちはだかるのが時間の壁です。「明日になったらそうなってるんで、待っててだなも」って、タヌキはいつもそればっかり。
そりゃ、私もプレイして最初のあたりは閉口しましたよ。今すぐ川の向こうに行きたい、崖の上に行きたいってのに、まだ道具のレシピもらえないんかー、とかね。商店で買い物したのにまた翌日かーい、とかも。
でも今はその不便さも味として楽しんでいます。だって、時間がかかると、なんか橋や坂も「すごくいいものができた」みたいに思えるんですよ。タヌキに化かされてますかね。
あと単純に私には島クリエイトの才能がないんです。島も、家の中も、かなり雑然としています。なんだって皆さんあんなにセンスあるの…みんなプロなの? と思うくらい、ほかの素敵な島を訪問すると感服します。
飽きるのを早めたくない
最大の理由がこれです。飽きるのを早めたくないんです。
もし私がタイムトラベルして、アイテムも何もかも集めまくったとしたら。
もうとっくにあつ森に飽きてプレイしていないと思います。もしかしたらゲームソフト自体、フリマアプリで売っちゃってるかもしれません。
ゲームというのはいつか必ず飽きるときがきます。
エンディングを迎えたとき。
根詰めてやりすぎて、疲れてしまったとき。
「もういいかな」と思ったとき。
他のゲームに気持ちが移ったとき。
あつ森でタイムトラベルしたら、それが早まるだけです。
何年も楽しみに待っていたタイトルで、作りこみも最高なのに。飽きるのを自ら早めてしまうなんてものすごくもったいない。
リアルタイムで住民と一緒の時間を過ごしながら、色違いのアイテムも何も集まらず、ときには訪問者さえもスルーし、イベントも忘れてすっぽかし、だけどときどき起動して「もうひとりのわたし」として島で生活する。
タイムトラベルしなくても、いつかはあつ森に飽きるときが来るでしょう。
だけどそれまでは、島で過ごす時間を大切にしたいな~と思っています。