アニメさらざんまいに夢中です。
見直してみて気になったことがあります。
それは「ケッピって何者?」ということ。
公式によるケッピの説明
公式サイトを見てみると、
ケッピについてはこう書かれています。
カッパ王国第1王位継承者を自称する謎のカッパ型生命体。人間の尻子玉を抜いてカッパにしてしまう。
まず引っ掛かるのが「自称」です。
「カッパ王国第1王位継承者」というのは、確かに第一話で一稀たちにケッピ自身から語られました。
しかし、それを補足するような情報は今のところ(第五話終了時点)まだ出てきません。ケッピの身分を裏付けるような王国関係者も出てきませんし、噂にものぼりません。
さらに気になるのが「謎のカッパ型生命体」というところ。
カッパという生き物自体、実在が謎の未確認生物ですから「カッパ」と言い切れないのかと思いきや、その次の説明には「人間をカッパにしてしまう」とあります。こちらは「カッパ型」ではなく「カッパ」と言い切られていますね。
以上のことから、ケッピはカッパとは言い切れない生命体なのではないか? と考えられます。
カッパでないなら何なのか
ケッピがカッパでないとすると、考えられるのは…
カエルです。
きゃーー
尻子玉ぬかれちゃう!
そうでした。ケッピは「カエル」と言われるとものすごーーーく腹を立てて、激怒するのです。
しかしケッピはやたらと
「ケロ」
と言うんですよね。語尾によくついてますケロ。
ケロケロ鳴くのはカエルを連想させます。
カエルに間違えられて激怒するくらいなら、ケロなんて言わなければいいのに。
一方、五皿目でケッピとおなじような生命体になっていた吾妻サラちゃんの語尾は「でぃっしゅ」。dish、皿ですよね。こちらはとてもカッパらしいです。
ではなぜケッピは語尾にケロをつけてカエルみたいになっているのか。そしてカエルと言われると烈火のごとく怒るのか。
ここでひとつの仮説を立ててみます。
仮説① ケッピはカエルの呪いをかけられている
ケッピは、もともとはカッパの王子様だったところに、カエルの呪いがかけられているのではないでしょうか。
それでどうしても「ケロ」と言ってしまう。
さらに、ケッピがカッパとして不完全な根拠として、「ケッピはカパゾンビの尻子玉を抜かない」というのもあります。
一皿目のカパゾンビ(ハコ)との戦い、ケッピはカッパとなった一稀・燕太・悠トリオに丁寧に指南していますよね。
そこで「カパゾンビの尻子玉は、カッパになら抜けるケロ」と言っています。
もしケッピが純粋なカッパであるならば、ケッピ自らカパゾンビの尻子玉を抜けるはずです。しかしそれはできない。もしかしたら、できるけどやらないだけかもしれませんが、未だ見たことはありません。
一皿目でケッピは一稀と悠に「人の子よ、頼みを聞いてくれ」と頭を下げています。悠が即却下したうえに「カエル」と言われたことで勢いで一稀たちの尻子玉を抜いてしまいましたが。
そしてカパゾンビから一稀カッパたちが抜いたばかりの尻子玉は、そのまま直でケッピに消化することはできません。紫色のカパゾンビ尻子玉は、そのままだと溶けてしまいます。それを一稀カッパたちが「さらざんまい」でケッピに転送してはじめて、ケッピが尻子玉をのみこみ「欲望消化」できます。
カッパとして不完全なケッピは、一稀カッパたちを通してカパゾンビの尻子玉を消化し、完全体としてのカッパになるべくヒト(カッパ)の力を借りているのではないでしょうか。
仮説② ケッピはそもそもカエルである
ケッピがもともとカエルであるという線も捨てきれません。カッパにあこがれるあまり、カッパのようにヒトの尻子玉を抜くことはできるようになったものの、まだカエルの名残があるとか。
カエルの名残でつい「ケロ」と言ってしまう。だけどカッパになりたいから、カエルと言われると全力で否定する。
仮説①と②どちらにしても、カッパとして不完全なことは確かです。
呪いをかけられているとしたら、カワウソ帝国側にやられたのかもしれないし。
そもそもカエルなのだとしたら、カッパがカエルの上位変換のようになってしまいますね。
あれこれ妄想するのが楽しいイクニアニメです。戯れ言にお付き合いいただきありがとうこざいました。