日めくりインドア女子

ゲームや漫画、ドラマやコンビニスイーツなどに関するインドア女子の記録

【2019-2020】年末年始にみたテレビ感想

あけましておめでとうございます。今年はたくさんブログを書いていきたいなと思いますっ!どうぞよろしくお願いいたします。

年末年始、穏やかな天気のところも多かったのではないでしょうか。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。わたしは、テレビばっかり見てます。テレビ大好き。これまで年末年始のテレビってあまり興味がなくて年越しはゲームをしたり漫画を読んだりしていたのですが、なんだか今回の年越しのテレビは自分比で集中して見る時間が多かったです。

近年のテレビ業界は予算が足りなくて、年末年始の番組も再放送が多くなっている…と芸人さんがTwitterでおっしゃっていましたけど、自分ははこれくらいがちょうどいいと感じます。どの局もみんな晴れ着でバカ騒ぎしているより、去年のだけどこれ出来がよかったからまた再放送しとくね!くらいのほうが、落ち着いて見られるというか、バランスが取れているというか。賑やかなのが好きな人も、落ち着いたのが好きな人も楽しめるテレビというのはいいですね。

さて、そんな年末年始に見たテレビの感想をざっくり振り返っていきます。

ドキュメント72時間 年末スペシャル2019

放送日:2019年12月29日  NHK総合

1回ごとに場所を変えて72時間人間模様を撮影する「ドキュメント72時間」。 公式ホームページを見ると2006年から、約9年分のアーカイブがある長寿番組ですね。

本放送は「たまたま番組表で見つけたら見る」という感じなので年末にその年のリクエストが多かった回を再放送してくれるスペシャルはありがたいですね。

仙台の「相席ラウンジ」は出会いの難しさを感じました。出会いに何を求めているかという意識のマッチングが相席ラウンジでは難しそうだけど、結婚相談所より敷居は低いし気軽に出会えるという部分が魅力なんですかね。

リクエスト2位が「レンタルなんもしない人」というのは驚いてしまいました。場所じゃなくて人なのかーと。交通費を支払ったら来てくれるくらいの関係を求める人の気持ちもなんとなくわかる気がします。あとレンタルなんもしない人のコミュ力がすごい。過剰に反応したり笑ったりしない。だけど悪い感じがしないというのはものすごい才能ですよね。

番組の最後には松崎ナオさんが歌う「川べりの家」がライブで聴けるのもうれしい。


松崎ナオ - 川べりの家 (Official Music Video)

「川べりの家」といえば、クリスマスの約束2019で演奏された小田和正さんとのコラボもすっごく良かった。小田さんのコーラスワークがとにかく素晴らしくて、あのバージョンも是非配信してほしいくらい。

ドキュメント72時間の好きなところは「たくさんいる人々のそれぞれに人生がある」という理屈ではわかっているけど普段はあまり実感できないようなことを、しんみりと考えさせられるところです。そしてそれを実感すると、人間が愛おしくなります。矢野顕子さんも「そのうち偶然出てみたい大好きな番組」とコメントされてましたね。

 

探偵!ナイトスクープ 年末の超特大SP!「年忘れファン感謝祭2019」

放送日:2019年12月31日 ABCテレビ(テレビ朝日系列)

Tverで見逃し配信あり。※1月14日まで

探偵!ナイトスクープ|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」- 無料で動画見放題

こちらも、普段はあまり見ないけど年末のスペシャル見る枠です。あいだにはさまれるクイズという名の大喜利コーナーもゆるくて好き。

面白い企画でゲラゲラ笑っていたはずなのに、気づいたら涙が出て泣き笑いになっている、予想外に感情を揺さぶられる番組でもあります。

印象に残ったのは、ボリビア人だと偽っていたのを子供に告白したいお母さん。まさかの「オリビアを聴きながら」を替え歌にして娘たちに告白というのは、あれは番組の指示なのかなぁ。普通に謝ったら面白くないもんね。そして替え歌で笑いに変えるのかと思いきや、娘さんたちが号泣。お母さんも号泣。見ているわたしも号泣。子供の素直さ、お母さんの葛藤、それらが思わぬ方向から涙腺に刺さってきて、探偵ナイトスクープ…恐ろしい番組(白目)。

だって、このくだりを誰かに説明しても多分「どこが泣けるの?」と不思議に思いますよね。お母さんが「自分はボリビア人だ」とちょっとした嘘を小学生の娘たちに言ってしまって、娘は半々くらい信じてる。お母さんは「まさか本気で信じてはいないだろう」とときどき嘘に乗っかっているうちに、もしかしたら娘たちは本気で信じ込んでるのかもしれず、いずれ本当のことを言わないといけないと思い始める。しかし今更、ボリビア人ではなく日本人だなんて言えない。日ごろから娘たちには「嘘をついてはいけない」と言っているのに。

オリビアを聴きながら

オリビアを聴きながら

  • 杏里
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

部屋の中、カラオケが流れ始める。マイクを取り娘たちに真剣な表情で「♪お気に入りの嘘~」と歌い始める母親。聞いている娘さんたちの顔は曇り、翳り、怒り、そして涙があふれ、しくしくと泣き出してしまう。可笑しみと哀しみ。家族の貴重なワンシーンを見せてもらったというような気持ち。

もうひとつ印象に残ったエピソードは、やっぱり元力士・清王洋(せいおうなだ)関の奥様のお話。こちらもまさかの結果に号泣。なんでしょうね、伊坂幸太郎の小説を一本読み終わったような伏線の回収と、清王洋関の知られざる思いが明らかになるくだりがまた感情の一本釣りをされた気分でした。

 

第70回NHK紅白歌合戦

放送日:2019年12月31日 NHK総合

まぁ、年末と言えば、これかなぁという感じでなんだかんだ毎年見ている紅白歌合戦。

今回はなんだか、いつにもまして2019年のヒット曲が少ない気がしました。

聴いていて明らかに昔の曲はいいんですけども。レジェンド枠というか、名曲だからあらためて歌い継ぎたい、みたいな意義を感じますし。

花火

花火

  • aiko
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

aikoの「花火」は、まぁ…。季節感はないですよね。あれはTシャツにジーンズのaikoが歌っているイメージが強いです。オリンピックも、まぁわかります。いよいよ2020年ですから。安室ちゃんの「HERO」が今こそ聴きたいみたいな気持ちはあります。

ただ、DA PUMPの「USA」やTWICEの「TT」は2019年ではないけどその前だったっけ?それとも2017だったっけ?というような選曲は好きじゃないです。純烈は去年ゴタゴタあった気がしたけれど実際どのくらいヒットしているのかな?とすごく疑問ですし。

そして!今回楽しみにしてたのは King Gnu。


King Gnu - 白日

2019年、ヒゲダンと並んでかなりキテるアーティストなんじゃないでしょうか!といっても私がKing Gnuを知ったのは12月25日のMステウルトラスーパーライブだったんですけども。めっちゃにわか。白日に衝撃を受け正味一週間くらいで狂ったようにYouTubeやSpotifyで聴きまくっただけのとっても最近のファン。

曲目は「白日」。アーティストトークはなし。菅田将暉さんがサイドに駆けつけ、キングヌーが好きでライブにも行っていたと。そして櫻井翔さんの曲紹介。

「それでは歌っていただきましょう。キングアンドヌー、失礼しました、キングヌーで、白日」

と、まさかのさらっと噛み。櫻井さん、同じジャニーズ事務所にキングアンドプリンスさんがいるから、「キング」といったら「アンドプリンス」と口が言い慣れてしまってるんだな。しょうがない。むしろ一瞬で間違いに気づいて自分で訂正したのすごい。そのまま曲に行ったら流石に面白すぎましたもんね。

肝心のパフォーマンスですが、うーん、いまいちでした。なんでしょうね。常田さんと井口さんのアイコンタクトがあまり取れていない→演奏が調和しない、みたいな流れだったんでしょうか。常田さんの声も小さく感じたのでダブルボーカルのパンチが生かせてなかった。ちょっと残念でしたね。でも数時間後のCDTV年越しライブでの「白日」はすごくよかったんですよ。お互いばっちり目も合ってたし。思うに、メンバー間の距離が物理的に離れていると調和がとりにくい曲なのかなと感じました。Mステウルトラライブも距離は近かったし。Mステの「白日」は本当に最高のパフォーマンスでした。一見したら一瞬で好きになってしまうくらいだったし。

紅白の話に戻りますが、松任谷由実「ノーサイド」がすっごく良かったです。今回、こういうしんみりした曲が少なかったせいか、ものすごく沁みました。AI美空ひばりは…まぁ…うん…。歌声が魅力的な人間をAIにするってのは、やっぱり肉声ってすごいんだなという再確認にしかなりませんでした私には。ボカロ曲は好きなんだけど、入り口が違うと受け付けないってのはなんなんでしょうね。

 

久保みねヒャダ 明けましてこじらせナイト寿スペシャル

放送日:2019年12月31日 フジテレビ

※2020年01月15日まで無料見逃し配信あり 

久保みねヒャダ こじらせナイト 【無料】#193 2019/12/31放送 久保みねヒャダ 明けましてこじらせナイト寿スペシャル | フジテレビ公式<FOD>【1ヶ月無料】

レギュラー出演のヒャダインが親友の千葉雄大さんと一緒に台湾を旅する「千葉ヒャダこじらせ旅 第5弾」。ここだけ何回も見たいほど衝撃でした。

俳優・千葉雄大の概念が変わりました。これを見る前と後で。

見る前は「可愛らしいお顔をした若手男性俳優」といったイメージだったのですが、見た後は「オンとオフのスイッチが接続不良になっていて不意に上がりまくるテンションを表情筋をフル稼働して表現する面白俳優」になっちゃいました。 

お酒飲みまくり、食べまくり、テンション上がって小芝居始めたり、夜中いつまでもおしゃべりしてたり。テレビというよりは単なる親友同士の旅行を記録したやつ。周りは完全に置いてきぼりです。でも本人たちはとにかく楽しそうで、わたしも学生時代のこういうのを映像に残しておけばよかったな~、とおかしなノスタルジックに浸ってしまいました。これを見て以来、ほかの番組で千葉雄大さんを見かけると「表情筋がありあまってる…」と心配してしまうようになりましたよ。もっといろんな感情爆発させたいはずの人がお仕事モードになってる…とか思っちゃうもん。

 

(ラジオ)岡村靖幸のカモンエブリバディ 初春SP

放送日:2020年1月1日 NHKラジオ

岡村ちゃんが不定期にやっているラジオ。4回目くらいなのかな?

新春SPは、斉藤和義さんとのセッションでした。

「春、白濁」という曲を作りはじめる二人。なぜ「白濁」かというと、古いギターを探している斉藤和義さんが「ギターを見に行ってみたけど、ボディの塗装が白濁していた」という会話から岡村ちゃんが「白濁って、なんかいいね」となったそうです。ラインで会話したり、普段飲みにいくほどの仲らしいです。素敵やん。

岡村ちゃん曰く、「白濁という言葉には、記憶が白濁したり、悲しくて視界がぼやけたりする様子が感じられる」と。感性がすごい。

そしてポンポンと歌詞を紡いでいく二人。普段の曲作りでは「宿題のように歌詞が残ってしまうのが嫌」という斉藤和義さん。それで今回は先に歌詞をということになったのですが、驚きのスピードでリレー形式で詞を生み出しています。

本人たちも驚くほどあっという間に歌詞が出来上がって、次はそれぞれギターを手にして詞を歌にのせていくんですが、これまたすごい。それぞれの技術が高すぎて、もはやどっちがどうギターを奏でているのか聞き分けがつかない。ものすごいシンクロ率。融合の度合いが半端ない。前回の「カモンエブリバディ」ではライムスター宇多丸さんがラップのコツを解説しながら手取り足取り岡村ちゃんを導く…といった感じでしたが、今回の斉藤和義さんとのコラボは前項の「千葉ヒャダこじらせ旅」を見ているような感覚です。もはや言葉はいらない、二人だけの世界を垣間見せてもらっているような。

この二人だったらアルバム1つくらいはポンと作り出せてしまいそうですよね。でも音源にするとなると大変なのかな。セッション、ライブとかでも聴いてみたいですね。

操

  • アーティスト:岡村靖幸
  • 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
  • 発売日: 2020/03/25
  • メディア: CD
 

 

芸能人格付けチェック!2020お正月スペシャル

放送日:2020年1月1日 ABCテレビ(テレビ朝日系列)

前半ほとんどGACKTのPVでしたよね。もはやGACKTといえば格付け、格付けといえばGACKTというイメージが定着するくらいの「個人58連勝中」だから仕方ないのでしょう。GACKTって格付け以外はどんな仕事をして過ごしているのか、すごい謎です。

そんなGACKTの相方は、ゴールデンボンバーのボーカル鬼龍院翔さん。二人の凸凹コンピっぷりが面白いですよね。間違えたときにGACKTが遠慮なくキレ散らかす(プラン)が実行できて、悲壮感を同情を面白みに変えられるという点で完璧な人選だったのではないでしょうか。

格付けチェックというのはどこまで演出なのかがわからないにせよ、芸能人観察番組として結構見ごたえがあるのだな、と今回視聴していて思いました。

例えば吉岡里帆さんは千葉雄大さんとコンビを組んで、個人ではパーフェクトに正解するという一流ぶり。吉岡さん(伊勢海老)と千葉さん(シャコ)で意見が割れたときに、さっと身を引くのも嫌味がないし、そのあとで間違えた千葉さんをいじる流れではちゃんと「千葉様」から「千葉くん」に呼び方を変えてこれまた嫌味なく面白さに乗っかっていくし、言わずもがな可愛くて感じがいいし、吉岡さんは司会や進行タレントとしてもやっていけるのでは?と思わせるものがありました。

和田アキ子と志村けんがウルグアイ産激安牛肉・カナダ産豚肉・松坂牛サーロインの「牛肉チェック」でまさかの絶対アカン豚肉を選んでテレビに映らなくなったのが面白すぎました。興味深かったのは二人とも松坂牛を「あぶらがたくさん出てきて、これじゃないと思った」と言っていたこと。脂っぽいものを身体が受け付けなくなるのは老化現象なのかな。最高級サーロインとされるものを根本的に「おいしい」とは思わなくなる哀しみ。とはいえ、番組的にそんな悲壮感はまったく演出されていませんでしたが。

見終えた後は、鬼龍院翔さんのことを応援したくなりました。

 

ニンゲン観察バラエティモニタリング謹賀新年3時間SP

放送日:2020年1月2日 TBSテレビ

テレビをつけたら放送していたので、見てみました。普段はほとんど見ない番組です。

芸能人や一般人にドッキリを仕掛けて「気づくか、気づかないか」を観察するのが趣旨で、主に映画や番組宣伝のタレントが出てきます。

本当に何気なく見てたんですが、ドッキリのクオリティが低くないですか?

叶美香さんが仕掛け人となって姉の叶恭子さんに怪奇現象を見せて反応を見るコーナーでは、恭子さんがあまりに強すぎるせいもあり、怪奇現象がまったく怖くなくて失笑。

黒猫を抱いた少女がドアの隙間から覗いている……という現象には「スタジオ間違えちゃったのかしら? 迷子?」と反応する恭子さん。このとき、抱いてた猫が暴れちゃって少女が「ちょ、ま」となっていたから全然怖くなかったですよね。あととりあえず停電させる、という芸のなさが物足りないです。

印象に残ったのはKAT-TUNの中丸さんがりんごちゃんと共に旅館で怪奇現象を見せられる、というものでしたが、怪奇現象そのものではなくて、部屋にあがるときに自分の脱いだ履物をごく自然にそろえる中丸さんがすごく気になりました。そりゃもちろんいい意味で。

怪奇現象でとてつもなくビビっている中丸さんなのに、ドアを開けたら閉める、くらいの本当に自然な動作でくるっと振り返って履物をそろえたんですよ。好感度上がりまくり。なんなら人生初のジャニーズ沼に落ちそうな勢いで「えっ…素敵…」となってしまいました。 モニタリングは今後もう見ないと思うけど、シューイチをこれから見ようかなと思った所存です。

IGNITE (通常盤) (特典なし)

 

おわりに

ざっくり書くつもりが気づいたら文字数…になってて自分でも若干驚いていますが、やっぱりテレビって面白い。今年もいろいろ見てまた感想を書きたいです。