映画を見ていると、笑ったり驚いたりするうちに元気が出ることがありますよね。
今回はその中から邦画を5作品選んでみました。
下妻物語
ロリータファッション好きの桃子(深田恭子)と、特攻服を着てバリバリのヤンキー、イチゴ(土屋アンナ)。
まったくソリが合いそうにない二人ですが、不思議と気が合って親交を深めていくのが微笑ましいです。
笑ったポイント
桃子がイチゴに質問するシーン。
「イチゴが普段着ているそういう服って、どこで買うの?」
普段も気合が入りまくったロリータファッションに身を包む桃子にとって、イチゴが身に着けているジャージは未知のものでした。
それにイチゴは自信満々で答えます。
「ジャスコだよ!」
これを言うときの、イチゴの笑顔がたまりません。
そういえばこのころはまだイオンじゃなくてジャスコだったんですねー。
デトロイト・メタルシティ
原作が漫画ということもあり、ベタなシーンが多いながらも面白いです。
この恐ろし気なメイクとは裏腹な主人公(松山ケンイチ)とのギャップがたまりません。
印象に残っているシーン
デスメタルを熱唱しているところよりも、普段の渋谷系ポップス男子な姿が印象に残っています。
「本当はデスメタルなんてやりたくない」と地元に帰って牛を愛でたり、耕運機を乗り回したりするうちに、デスメタルの素質が浮き彫りになってしまうところも。
「自分がやりたいこと」と「自分にむいていること」かつ「他者から求められるもの」についても考えさせられます。
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ひみつの花園
「ハッピーフライト」や「ウォーターボーイズ」などで知られる矢口史靖監督の1996年作品。
お金に向かって突っ走るヒロイン・咲子(西田尚美)の暴走ぶりが最高です。
とにかくパワフル
普段はぼーっとしている咲子ですが、お金に対しては異様なほどの行動力を見せます。
樹海に沈んだお金を入手するために仕事をやめて大学に入り、地質学の勉強をする。車の免許を取る。スキューバダイビングを習う、などなど。
見ていて気持ちがいいほどの探求心と行動力です。
ザ・マジックアワー
マフィアのボス(西田敏行)に弱みを握られて人探しをすることになった備後(妻夫木聡)。見つかりそうにないために、俳優・村田(佐藤浩市)を雇って幻の殺し屋・デラ富樫に仕立て上げることにします。
思い込みや勘違いがすれ違って笑いを生む、三谷幸喜脚本・監督作品です。
思い出し笑いポイント
村田が「デラ富樫」としてボスに挨拶するシーンが最高でした。
「そうとも…俺が…デラ富樫だ…」と言いながらナイフをペロっと舐めるのですが、俳優だから「カット!」の声がかかるまで何度も何度もやるんですよね。
繰り返すうちにナイフの舐め方にもバリエーションが出てきて、ボスも「そんなにそれが好きか…?」とドン引きするのが未だに思い出しても笑ってしまいます。
かもめ食堂
大人っぽいおしゃれ映画の代名詞ともいえる作品ですね。すべてフィンランドで撮影された邦画で、日本的な雰囲気がありながらも風景はあくまでフィンランド。
小林聡美さんともたいまさこさんといえば「やっぱり猫が好き」も連想してしまいますね。
くすっと笑ってしまう
あまり「笑える映画」というイメージではないのかもしれませんが、淡々とした描写ならではの研ぎ澄まされた笑いが潜んでいました。
忘れられないのはやっぱり「トンミ・ヒルトネン」さんです。
かもめ食堂に通うようになってくれた地元の若者が、この名前を日本語(漢字)で書くとしたら? というシーン。
おさえた演出なので余計にクスクスと後引く笑いがありました。
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おわりに
「笑い」は生活にうるおいをもたらすために必要なものだなと、あらためて感じました。
動画配信サービスで見られる作品もいくつかあると思いますので、よかったら見てみてください。
お読みいただきありがとうございました!