日めくりインドア女子

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振り返ったら石になる…「お母さん、娘をやめていいですか」第5話ネタバレ感想

こんにちは。あわわこ(id:awawako)です。

NHKドラマ10「お母さん、娘をやめていいですか」第5話「裏切り」の録画を視聴しました。内容のネタバレと感想を書いていきます。

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▼前回(第4話)のネタバレ感想

家出の決意を固める美月

建築現場を訪れた顕子(斉藤由貴)は松島(柳楽優弥)に苦しい胸の内を打ち明け、松島の胸にもたれかかり涙を流した。その姿を見て松島は思わず抱きしめてしまう。それを知った美月は顕子を問い詰めるが、顕子は松島から抱きついてきたと嘘をつく。顕子のことを信じられなくなった美月は、家を出て松島の部屋に行くことを決意する。顕子の人形展が開かれる日、美月は顕子に黙って家を出ようとする。

(引用元: あらすじ|お母さん、娘をやめていいですか?|NHK ドラマ10

美月が知ったきっかけは松島の先輩・真紀(壇蜜)が目撃したことを話したからです。真紀さん、元カノとはいえ松島のことすごく気にしてますね。壇蜜さんは同じくNHKで放送中の「精霊の守り人2 悲しき破壊神」にも重要な役どころで出演してるので、個人的には最近やたらと壇蜜さんを見かけるような感覚。

美月の家出先は差し当たっては松島のところ。それを引き受ける松島めっちゃいい人ですよね。

 

家出の準備は黙々と

  • ひそかに荷物をまとめて準備をすすめる美月
  • 父・浩司には家出のことを話す
  • 「ママには俺から話しておく」というのを止める美月
  • 「ママだけが悪いんじゃない。ママと仲がいいのはわたしもラクだった。パパも、ラクだったんでしょう。ごめんね」と言う美月

それこそ『人形』のように、相手の思いを否定することもなくただ肯定して表面上仲良くするのは確かに『ラク』です。でも、心に嘘はつけない。心と行動がちぐはぐになるほどストレスが大きくなり、なんらかの形となってある日それが問題となって浮上する。美月の場合はそれが目に見える形となったのが円形脱毛症ですね。

また、相手を変えることはできないから距離を置く。それはかなり有効な手だと思います。『家族』となるとなかなか難しいですけども。

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人形展当日、家出決行

  • 松島が借りた車に荷物をつめこみ、途中で母・顕子が出展する人形展に寄る美月
  • 人形を「これ全部みっちゃんよ」という顕子に「ちがう。これ全部、ママにそっくりだよ。これから行くところあるから。…ごめんね」と言い立ち去る
  • 『振り返ったら石になる』という昔読んでもらった童話を思い出しながら、(石になりたくない…!)と振り返らず必死に遠ざかる

 波留さんの演技が素晴らしいです。向かい合う人、場面によってくるくると表情が変わる大きな瞳。松島を見るときは恋する女性の甘えるような感じが出ているし、顕子と向かい合うときには怯えた小動物のように黒目がちで焦点がキュッとしている瞳なんですよね。

「あさが来た」のときには初々しさが素敵でしたが、一段と実力をつけていい女優さんに成長しているなぁ、とあらためて見惚れてしまいました。

 

さまよう顕子の反撃

  • 家出を知った顕子は号泣。半狂乱になり夜の街をさまよう
  • 松島のアパートで落ち込む美月だが、チャーハンで笑顔を取り戻す
  • 真紀から松島に「建築中の早瀬邸が焦げ臭いと近所から通報があった」と連絡
  • 急いでかけつける松島と美月、現場には顕子がいて通報は嘘だと言う
  • 顕子と対峙する美月。「そうだよママ。わたしママを裏切ったの」とはっきり宣言

ずっと世話をして本人なりに愛情を注いできた存在が、急にいなくなってしまったら我を忘れてしまうのは当然かもしれません。家出を知った顕子が、がらんどうになった美月の部屋に残されたお人形のなかで一番小さな子を抱いて泣いていたのが印象的でした。顕子のなか美月はまだとても小さい子供なのかもしれませんね。そして顕子自身のなかでも、まだ少女のままの小さい子供がずっと泣いているのかもしれません。

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浩司さん、仕事を頑張ろうと決意するのもいいけれど、顕子さんのこと支えてやってくれないかなぁ…。「家庭のために仕事を頑張る」というのもわかるんですよ。でもね、もうちょっとメンタル的な部分で、お互いの穴を埋められるような感じになれたらいいですよね…。

そして、今回のチャーハンも本格的で美味しそうでした。

 

おわりに

次回予告では松島のアパートに入り込んで何らかの料理をつくる顕子の姿がチラッと映りましたね。うーん、全8回だからやはりまだまだ問題は起きるでしょうね。

そういえばこの「オカムス」を見ていて思い出した小説があります。

▼こわいけど面白い、ミステリー小説です。

「悪いものが、来ませんように」…内容についてはネタバレしてしまうと全く楽しめない小説ですので、あえて触れません。女性の心理が巧みに描かれています。

お読みいただきありがとうございました。