2019年のクリスマス前、インフルエンザA型に感染してしまいました。
インフルエンザにかかったのは人生初めて。予防接種はというと、今年は受けていませんでした。インフルエンザに対して丸腰状態です。
発熱から陽性判定を受けるまでどのくらいの時間がかかったか、ゾフルーザを服用してから熱が下がるまで、解熱剤についての反省などの記録を残しておきます。
はじまりはひどい悪寒
その日は朝起きたときからだるさがあり、ものすごい悪寒もありました。
おかしいなと思って体温を測りましたが熱はない。
悪寒がしたときにいつも飲んでいる葛根湯を飲み、毛布をたくさんかぶってぶるぶる震えながら少し眠ることに。
それが朝7時半くらいのことでした。
いきなり高熱
2時間ほど眠って目を覚ますと、身体がすごく熱くなっていました。
時刻は9:30。
体温を測ると38度8分。
通常の風邪ならばジワジワと発熱するのに対して、いきなりの高熱です。
悪寒は変わらず続いています。
鼻水やのどの痛みなどのほかの症状はなく、悪寒と高熱。
これはインフルエンザなのかもしれない…と思い始めましたが、そうなると悩ましいのがどのくらい待ってから病院に行くべきか、ということです。
いつ病院へ行くべきか
インフルエンザの判定というのは、発症後すぐに検査してもちゃんと結果が出ないと聞いたことがあります。
発症からインフルエンザウィルスが増殖しはじめるので、ウィルスの数が増え切っていない状態だと検査が難しいのだとか。
とはいえ、インフルエンザであればゾフルーザなどの抗薬を早めに飲んでウィルスの増殖を抑え込むのが重要になってきます。
もしインフルエンザだとしたら。
なるべく早く薬を飲みたいが、検査結果をきちんと出すためには待たないといけません。ものすごいジレンマ。
発熱から六時間後の検査結果
ネットで調べてみると、ほぼ確実にインフルエンザ陽性反応が出るのは発熱から12時間くらい後だそうです。半日…。
発熱したのは朝9時なので、12時間経ったら夜の9時。病院が閉まってしまいます。
一日目、発熱からの熱の推移はこのような状態です。
悩んだ結果、発熱から6時間後、午後3時頃に病院へ行くことにしました。
受付でインフルエンザかもしれないので検査してほしいことを伝えると、別室に案内されました。
いつから発熱したかなどの問診があり、インフルエンザの検査を受けました。鼻の粘膜をめっちゃゴリゴリされて涙目。
しばらく待つと結果が出ました。インフルエンザA型でした。
お医者さんから
- ゾフルーザを出すのですぐさま飲むこと
- 予防接種を受けていないから熱がものすごく上がるかもしれない
- 咳が残る場合があるので今は症状がなくとも出した薬を飲むこと
- 解熱剤は一応出すけど余程ひどい状態でなければ飲まないことをすすめる
- 解熱後二日間は感染予防のため外出を控える
などの注意事項を教えてもらいました。
人生初のインフルエンザ感染。これ以上熱が上がるのかという恐怖と悪寒でブルブル震えながら会計を済ませ、となりの薬局へ向かいます。
ゾフルーザ服用
薬局でゾフルーザと咳(痰)のお薬、麻黄湯、それから解熱剤をもらいました。
薬剤師の説明では、解熱剤は39℃以上で辛い場合は飲んでくださいとのこと。さっきの医師のように「なるべく解熱剤は飲まないほうが良い」といった感じはなかったので、ちょっと混乱しました。
早ければ早いほどいいらしいので、一日目15時、もらってすぐゾフルーザを飲みました。たった2錠を1回飲めば、あとはもう飲まなくてもよいそうです。
解熱剤を使うべきか
発症一日目の夜中はずっと熱が上がり続けていました。なんとか眠りにつくものの、自分のうなり声で目を覚ます始末。発熱はこのときが一番つらかったかも。
二日目の早朝、熱が40℃を超えたので解熱剤を使うべきかどうか迷いました。
というのも、
医師はなるべく使わないように、と言ってましたが
薬剤師は39℃超えたら使っちゃっていいです、みたいな言い方だったんですよね。
ご飯はずっと食べられなくてゼリーとDAKARAだけ。辛いと言えば辛い。40度を超えたのはこれまで数えるほどしかなく、ビビった私は解熱剤を使うことにしました。
解熱剤を使うと体温が1度~2度ほど下がり、40℃台だったのが38~39℃台に。
二日目の夜にまた40℃台に上がり始めたので、再度解熱剤。
合計2回の解熱剤服用ですが、あとから
「このときもう少し我慢して解熱剤を使わずにやりすごすべきだった」
と後悔することになります。
(あくまで成人女性の場合の話です。小さいお子さんや高齢の方の場合は、医師の指示に従ってください)
熱が下がったあとの体調
三日目、体温が37℃台になり、解熱剤なしでも高熱は出なくなりました。悪寒もしなくなりました。
おそらくインフルエンザウィルスの増殖が止まってきたのでしょう。ゾフルーザの勝利です。
ベッドから起きて少しずつ活動するものの、すこし動作をしただけで横になるほど体力がガクッと落ちてしまいました。
熱は下がったといえども、平熱よりはまだ高く、とにかく疲れを感じます。
もしかしたら、解熱剤を使ったことによりウィルスがまだ残っている状態なのかもしれません。熱が出るしくみとして、インフルエンザウィルスに対抗するために高熱を出していたわけですから、その熱を抑えるということは自ら攻撃力を下げるようなものです。お医者さんの言うことは聞くべきだったのだ…。
37℃台の微熱は三日目まで続き、体力低下とだるさは四日目までありました。
また、三日目くらいから吐き気もありました。口の中に違和感があって、もしかしたら貧血なのかもしれない、とレーズンを食べたらすこし落ち着きました。鉄分のサプリがあると手軽でいいかもしれませんね。
三週間後も残る咳
医師に「症状が出ていなくても飲んでください」と言われていた、咳や痰を抑える薬。実は飲んでいませんでした。朝も夜もわからないほど眠り続けていたのと、今は咳が出てないからいいだろうという安直な思いがあったんですね。これも解熱剤に続いて後悔ポイントです。というのも、四日目くらいから咳込むようになってしまったのです。
あわてて出された薬を飲み始めましたが、時すでに遅し。
咳はなんと三週間後の現在まで続いています。のどの痛みはないのですが、胸の上あたりからこみあげるような咳です。
今後、お医者さんから言われたことはきちんと守ろうと反省しました。
来年は絶対に予防接種を受ける
とてもつらかったインフルエンザ。
来年からは絶対に予防接種を受けようと強く思いました。予防接種は絶対にインフルエンザ感染を防ぐものではないらしいですが、かかったあとの症状をすこしマシにしてくれるそうです。
なぜ今年は受けなかったというと、インフルエンザの予防接種後に腕が何日間も腫れるのが嫌だったんです。あと、これまで予防接種をしなくてもインフルエンザに感染しない年が何度もあったので、完全になめてました。
みなさまもインフルエンザにはお気を付けくださいね!