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声優初挑戦の清水富美加さんの演技が素晴らしい。スタジオカラー新作アニメ【龍の歯医者】前編ネタバレ感想

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とっても楽しみにしていた2週連続アニメ「龍の歯医者」の『前編・天狗虫編』が放送されました。

見どころはなんといっても制作が「新世紀エヴァンゲリオン」でおなじみのスタジオカラー、制作統括および音響監督が庵野秀明氏であること。

そして最近話題の女優・清水富美加さんが声優に初挑戦すること!

すごいです。素晴らしかったです。

以下、ネタバレとともに感想を書いていきます。

アニメ「龍の歯医者」の概要

「龍の歯医者」は2014年11月7日の日本アニメ(ーター)見本市で短編が公開され、今回の長編制作に至りました。

原作・脚本は舞城王太郎、監督が鶴巻和哉、制作統括および音響監督が庵野秀明。

ちなみに原作となる小説は「準備中」となっています。今回の長編アニメでは小説の『ほぼ冒頭』にあたる部分が描かれるとのこと。かなり壮大な物語であることがうかがえます。

アニメは前編・後編それぞれ約45分の長さとなっています。放送は2月18日&25日の二週にわたって、NHK BSプレミアムで20時からです。現在、再放送の予定は未定です。

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live.nicovideo.jp

 

豪華キャスト

ヒロインの声にふみカスこと清水富美加さん。”龍の歯医者”の先輩として山寺宏一さん、林原めぐみさん。このお二人といえば、エヴァファンにとっては加持さんと綾波!という印象も強いですね。

 

主題歌および挿入歌

主題歌は「ぼくらが旅に出る理由」

オザケンのカバーです!

歌うのはMistera Feo(ミステラフェオ)という少女コーラスユニットのRINKUさん。コーラスは同じくミステラフェオのMASUMIさん。編曲はナカムラヒロシ(i-dep)さん。聴いた感想ですがとにかく声や音が透き通っていてポワポワして、浮遊感がすてきでした。ナカムラヒロシさんといえばSOTTO BOSSEの音楽プロデューサーもされていた方なんですね。道理でソットボッセのカバーを聴いたときのような柔らかくて溺れそうな衝撃でした。

挿入歌は「かくれんぼ」

こちらは作曲・編曲が主題歌と同じくナカムラヒロシさんで、作詞および歌がDAOKOさん。DAOKOといえばラップのイメージがありましたが、より進化してディープかつアンニュイな浮遊感で聴いているひとのこころをなぞるようなゾクゾクする声となっていました。

 

前編のあらすじ

主人公の野ノ子は、人知を超えた力で国を守護する“龍”を虫歯菌から守る、新米の“龍の歯医者”だ。ある日、野ノ子は龍の歯の上で、敵国の少年・ベルを救い出す。戦乱のなかで命を落としたベルだったが、“黄泉帰り(よみがえり)”という現象で生き返ったのだった。自らの置かれた状況に戸惑うベル。思いがけず、ベルが“後輩”となったことで、意気込む野ノ子。しかし、“黄泉帰り”とは、大きな異変の前兆だった…。

(引用元:NHKアニメワールド 龍の歯医者

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清水富美加さん、声優初挑戦とは思えないほどぴったりな声でした。

聴きやすくて、ところどころの発音がすごく可愛らしくて、勇敢で、純粋で。いろいろな騒動があってアニメ自体が放送されないんじゃないかと心配していましたが、本当によかった。お蔵入りしなくてよかった!

 

ぐいぐい引き込まれる

空を泳ぐ巨大な龍、その歯をまもるための歯医者たち。

設定が面白いのと、人物が魅力的でとても引き込まれます。

龍の歯医者になるための試験を野ノ子が受けたのは、「白いご飯が毎日食べられるから」という理由で半ば直感的でしたが、歯の中で「死の際」こと『キタルキワ』を見て戻ってこれたのがその試験では野ノ子だけだった。

つまりあそこで働いている歯医者たちはみな、自分の死の際を知っているものであり、その運命を受け入れて「その時」まで歯医者の使命を全うする、という背景が描かれました。

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生きるということ

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前編では、野ノ子の先輩である修三さんが天狗虫との戦いで命を落とします。

「歯医者の死」を目の前にして、慣例である「天命を全うしたのだから祝福をする」というのはおかしい、と反発する新米歯医者のベル。

それに対して野ノ子は「長生きするために、生きるの?」とベルに問います。

かぎられた時間のなかで何ができるか。何をすべきか。それを常に考え続けるのもまた龍の歯医者の宿命なのかもしれません。

 

柴名姐さんの思い

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12年前の「天狗虫事件」で、恋い慕っていた先輩の死を目の当りにした柴名。

それが歯医者の運命だとわかっていても、「なぜ龍が決めた運命に従わなくてはならないのか」という思いを膨らませてしまった結果、姐さん自身が虫歯菌になってしまいました。

前編は柴名との闘いの途中、抜け落ちそうな歯をかばった野ノ子とベルが二人で落下してしまう、というクライマックス。

 

おわりに

映画を見ているような、骨太で素晴らしいアニメでした。

龍の歯をむしばむ虫歯菌の動きがとても気持ち悪く、思わず歯磨きを念入りにしたくなるほどです。

来週の後編がとても楽しみ!

 

【2017.2.28追記】

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