日めくりインドア女子

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『育て間違った』と言われたら【お母さん、娘をやめていいですか?】第3回ネタバレ感想

「オカムス」こと「お母さん、娘をやめていいですか?」第3回が放送されました。

ネタバレとともに振り返っていきます!

▼公式サイト

▼前回の感想

松島への返事

前回のラストで美月(波瑠)の反発にあった顕子(斉藤由貴)は、「そうよね。みっちゃんの気持ちは、みっちゃんにしかわからないものね。ごめんなさい」と謝ります。

「母の悲しい顔を見ると、わたしは何もできなくなってしまう」と、それ以上なにも言えなくなる美月。

しかし、顕子に「もう松島さんに会うのはやめなさい」と言われたことで美月はかえって自分の「会いたい」という気持ちに気づくのでした。

後日、松島(柳楽優弥)に「お付き合いさせてください」と返事をしているところへ、文恵(麻生祐未)が開いている人形教室で顕子が倒れたという連絡が入ります。

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…これはわたし、常々不思議に思っていることなんですが、相手がどういう人かよくわからないうちから付き合うの付き合わないのと決めるのっておかしいですよね。

聞くところによると、海外では何度か二人で出かける(デートになるのでしょうか)のを繰り返してから、付き合うかどうかを決めるのが標準な国もあるとか。

なんか最初から「恋人として付き合う」のを前提にするのって変だなぁと常々思うわけです。それでもしやっぱりちがうな…と別れた場合、無駄に失恋をすることにもなりますよね…という余談。

文恵は顕子の「大学時代からの友人」という設定にもかかわらず顕子に「美月ちゃん、結婚しちゃったりして~?」と冗談交じりにいうのがなんともはや…リアルといえばリアルですよね。顕子の性格を知っているにもかかわらず、そういうこと言っちゃうこともなきにしろあらず。友人って…友情ってなんだろう? と考えてしまいます。

 

母の具合が悪くなる原因

倒れた顕子でしたが、医者の診察では医学的に身体の異常はないとのことで家で休んでいました。

しかし母の具合が悪くなったのは自分のせいだと美月は文恵に言います。

これまでも、海外留学をしようとしたときなどに決まって母の具合は悪くなり、そのたびに自分の選択は無いものだとしてきた美月。

このとき、顕子もまるで聞いているかのようにベッドの中で目を見開いているわけですが、大人になりきれない母親というものが表れていましたね。それは少女趣味なインテリアでも表現されていて、「いつまでも少女のような顕子の内面」を映し出しています。

美月の話を聞いた文恵は、一緒にかけつけた松島に送ってもらう帰りの車中で「美月さんとの恋愛、がんばってね」と言います。普通は恋愛に関して頑張るなんてことはないけれど、この恋愛に関しては頑張らなきゃいけないかも、と。

そして顕子を気づかって、松島に「母の具合が良くなるまで、しばらく会えません」と連絡する美月。

学校での公開授業に向けての準備もあり、美月はしばらく忙しく過ごします。

そんななか「ママが倒れてからは松島さんに会っていないよ」という美月の言葉を聞いて、みるみる元気を取り戻す顕子。

 

公開授業の日

さいきん学級崩壊しかけていることもあり、公開授業がものすごく気がかりな美月。緊張の当日、学校近くで出勤前の松島が現れます。

「公開授業が終わったら『お疲れ会』しよう!」と励まされ元気をもらう美月。

授業の前にはスマホに顕子からのLINE(らしきもの)が来ていました。

『大丈夫? 忘れ物ない?』『もう学校には着いているのよね?』と届くメッセージの通知に、固まる美月。結局通知を開かずに授業に向かいますが、既読にならないことにカッとなった顕子は学校へ

公開授業に現れた顕子を見て心臓がバクバクする美月。

しかも授業のグループワークもうまく始まりません。

ピンチを乗り越えさせたのは、家庭に問題を抱える生徒の後藤さんでした。

後藤が「まずは先生からお手本を見せてよ」と、課題である「あなたの夢はなんですか?」と英語で質問します。

おかげで「私の夢は結婚をすることです。子どもは10人欲しいです!」と場を和ませて、授業を続けることができた美月。

思わぬ「結婚」の単語に顕子は石のごとく固まっていますが、それは見ないように努めて公開授業を無事終わらせます。

いやぁ、美月やりましたね! 母親の前でもちゃんと自分の気持ちを言うことができるのは、「授業中」「授業を進める先生という立場」だという「社会の目」が美月を助けたんでしょうね。美月は母と二人きりだと、母に支配されて心が固まってしまいますが、今回は松島という大きな味方もいることで自分の気持ちを表すことができたのかもしれません。

 

逃げる娘、追う母

公開授業終了後に待ち伏せしていた母の誘いを美月は「夕飯も多分いらないと思う」と振り切ります。

しかしいつもの尾行用の帽子もかぶらずに後をつけてくる顕子。

「振り返れば奴がいる」状態で警戒し続ける美月でしたが、後ろにいないことを確認して歩みを進めるとなんと先回りして待つ顕子の姿が。もう尾行はやめたんですね、お母さん。ここからは堂々と娘のあとを追い回します。

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街なかで小走りに逃げる美月。同じく小走りで追いかける顕子(めっちゃ近い)。

顕子の足を止めたのは赤信号でした。車が行き交う道路越しににらみ合う二人。あきらめた顕子は顔を背けて去ります。

「ママがこわかった」と美月のモノローグ。うん、こわかった。と同時に、おもしろかった…(視聴者の声)。

松島と落ち合い、居酒屋でお疲れ会をする美月。

お互いのことを話し合い、親睦を深める二人。「本当に好きなひとができたら連れてこようと思ってた」といういい感じの夜景が見える場所で、「お母さんのおかげで、美月さんへの気持ちを真剣に考えることができた」といい感じのことを言う松島。

いい感じのお二人さんですが、そこへ松島の会社から連絡が入ります。

建設中の美月たちの新築現場に、何者かが侵入した、という上司(壇蜜)からの連絡でした。

まぁ犯人は間違いなく顕子です。さっき夜の建設現場に忍び込んでたし。 

あふれだす愛憎

かけつけた建設現場では、美月の部屋の壁や天井部分が赤いペンキで荒らされていました。それを報告しに美月と一緒に顕子たちの待つ家に帰った松島は「美月さんとお付き合いさせてください」とお願いします。

美月の父である浩司(寺脇康文)が「俺はかまわないけど、母さんは…」と言うと、ものすごく無理をして笑顔をつくり賛成する顕子。

斉藤由貴さん、本当に上手だなぁ…。「娘を思う母親としての体面」を保たなくてはというプライドと、その内に隠された「自分を置いて娘だけが幸せになってしまう」という焦りがよく表れていた演技でした。

 

見出し

美月の祖母、玲子(大空眞弓)のいるホームに訪れた美月と顕子。

久しぶりに美月に会えた玲子は大喜び。一緒にいると顕子のことをつい悪く言ってしまう玲子でしたが、顕子がお茶を淹れに席を立ったときに、玲子が美月に打ち明けます。

「ママを育て間違った」と。

それを廊下で聞いている顕子の姿。

この話には続きがあって、さらに「期待しすぎるあまり、叱りすぎた。もっとしたいようにさせてあげればよかった。あんたのママにはかわいそうなことをした。いつか、ちゃんとあやまらなくちゃ」と玲子は悔やみます。

しかしその話をどこまで聞いていたのか、ホームからは顕子の姿は消えてしまいました。

美月は焦って探しますが、電話をかけても応答がありません。

「答えてほしいときにママは答えてくれない。ママ、どこにいるの?」と美月の問いかけで第3回が終わります。

…育て間違った、わたしも言われたことがありますがけっこうきつい言葉ですよね。わたしは失敗作かー! という気持ちに、なりますよね。もう二度と取り返しがつかない時間軸をわたしは生きているのか? みたいな気持ちになります。

それはたとえ親に謝られても、許すとか許さないとか答えが出るものではないと思うんです。謝るくらいなら、いま目の前にいるその人のすべてを肯定してあげてほしい。そんなことを感じました。

 

おわりに

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顕子が失踪か? というところで終わった今回でしたが、次回予告では普通に美月と一緒にいたので失踪自体は大した問題にはならなそうです。

あとは、登場人物が「いつか…」みたいなことを言いだしたら大体フラグですよね。美月と顕子が喪服のシーンがあったのでおそらくそういうことなのかと思います…。

顕子と玲子の関係の変化が、顕子にどのような影響を及ぼすのかが気になりますね。

 

▼次回(第4回)のネタバレ感想

 

お読みいただきありがとうございました。