日めくりインドア女子

いろいろかいてみる

大切な人の分まで生きる。「精霊の守り人Ⅱ 悲しき破壊神」第3回ネタバレ感想

NHK大河ファンタジードラマ「精霊の守り人Ⅱ 悲しき破壊神」第3回が放送されました。ネタバレとともに振り返りながら感想を書いていきます。原作ファンなため、ちょいちょい原作との比較も入ります。

▼公式サイト

▼第2回(前回)のネタバレ感想

 

▼ドラマの登場人物および人物関係については、こちらをご参照ください

登場人物|精霊の守り人 悲しき破壊神|NHK大河ファンタジー

 

四路街のマーサ

バルサ(綾瀬はるか)はアスラ(鈴木梨央)を狙う刺客から逃れて国境の街に住むマーサ(渡辺えり)の衣装店に身を寄せ、アスラが笑顔を取り戻すのを見てホッとする。

引用元:第3回「光の力」|精霊の守り人 悲しき破壊神|NHK大河ファンタジー

四路街で衣装店を営む「大奥様」のマーサ。

むかし少女だったバルサが養父ジグロと旅をしていた頃に用心棒をしてもらった恩もあり、マーサはバルサとアスラにめっちゃ親切にしてくれます。

渡辺えりさんの「親身なオバチャン」の安定感ったらないですね。衣装店で大勢の従業員を取り仕切るのも様になっています。

アスラもマーサに懐き、初めて子供らしい表情で笑う姿を見て「あの子にこんな笑顔があるなんて。もう少しであの子を誤解するところだった」と驚くバルサ。

原作では『アスラとマーサの孫娘が同じ年』ということもあり、アスラの年齢をきいたマーサが親近感を抱く様子も描かれています。

地味に驚いたのはアスラの額についていた「タルの民」を示す赤い印が、湯あみの後で消えていた、というところです。ペイントだったんですかね、あれ……。

アスラの無邪気に笑う本来の姿を見たバルサは、「カミサマの力で復讐するなんて考えずに、亡くなったお父さんやお母さんの分まで幸せに生きるという道があるんだよ」とアスラに言いますが、アスラは「バルサにはタルの民のことなんてわからないわ!」と反発。

バルサがそう言うのには、かつて少女だった自分がジグロと旅をしていた頃に、追っ手にとどめを刺してショックを受けたバルサをジグロがマーサのところに置いて去ろうとした過去があったから。

バルサにも、追っ手から逃げて戦わずして生きる道がかつてはありました。その自分の姿と、アスラを重ね、そのときのジグロの気持ちを追体験したのかもしれません。

 

タンダの決断

一方、人質となったタンダ(東出昌大)はスファル(柄本明)から、アスラに宿ったのは破壊神で、再び人々が恐怖に支配されるのを許すのかとただされ、バルサの逃亡先を教えてしまう。

引用元:第3回「光の力」|精霊の守り人 悲しき破壊神|NHK大河ファンタジー

スポンサーリンク ?

アスラに宿った破壊神「タルマハヤ」の歴史が語られました。タルの民の祖先である一人の娘が絶望の果てにたどり着いた神の宿り木に導かれ、「サーダ・タルハマヤ(神とひとつになりし者)」となったこと。絶望を糧にする破壊神の力は絶大で、当時戦乱によって分断されていた人民を恐怖によって支配したこと。

原作でははじめにサーダ・タルハマヤとなった祖先の娘は、絶望の果てではなくたまたま神の巨木を見つけた、となっていました。なんとなく絶望と破壊神を絡めたほうが物語が盛り上がる感じだったのかもしれないですね。

アスラがサーダ・タルハマヤになってもいいんか? とシハナが詰め寄り、タンダが四路街でバルサが行きそうなところを教えるのですが、そのときに「教えるかわりに、俺も一緒に行く。俺は無能かもしれないが、死んでもバルサを裏切らない」と男気を見せます。タンダとバルサの結びつき、強いですね。幼いころから「はぐれ者」同志、絆を深めただけあります。ちょっと気になったのはシハナ演じる真木よう子さんの声が風邪でも引いているのかなと思うほどガラガラだったことです。なあにかえって存在感が出る……といった感じでしょうか。

 

コール・ミー・チャグム

新ヨゴ国の帝のもとに「サンガル王国に出したそちらの船はトーサ大提督とともに海の藻屑となり、他のものたちは捕虜となった。よって降伏を申し出るか、戦を受けて立つか選ぶがよい」との文がサンガル帝国により届きます。

その文に水をジャージャーかける帝。 チャグムも捕虜となっていることを知りながら「捨ておけ」とノーリアクションを指示します。息子を助けたい二の妃は帝に懇願しますが、「もしチャグムが一人でサンガル王国に立ち向かい、討ち死にしたと民が知ったら、民の戦意が高まるにちがいない。これでよいのだ」と聞く耳を持たない帝。たとえ「討ち死に」ではなくとも、チャグムと同行させたジンとモンの狩人が始末するのを考えに入れてのことです。

一方、サンガル王国で海に囲まれた砦で捕虜となっているチャグム達。捕虜といっても食事などは十分に与えられています。しかし祖父であるトーサ大提督の死を目の当りにしたチャグムは食欲がわきません。「おじいさまを助けられなかった」と涙します。チャグムに仕え、親友のような存在でもある星読みのシュガは「トーサ大提督の死を無駄にしないためにも、どうか」と食事をすすめますが、泣くばかりのチャグム。ちなみにシュガの髭だけすごい伸びてます。それだけの月日が経ったということですよね。他の人は髭があまり伸びない体質か、もしくは剃っているのかな……とどうでもいいことが気になりました。

めそめそするチャグムに、狩人のジンが「精霊の卵に立ち向かっていったときにはただの子どもではないかも、と思ったけど、やはりただの子どもでしたな、あなたは」と吹っ掛けます。皇太子たるもの、言動に気をつけよ、という警告でした。それにハッとしたチャグムは、「みんなすまなかった。許してくれ。生きることを恥だと思わないでほしい。そなたらが生きていることを、わたしは誇りに思う」と皇子らしいところを見せます。なお、皇太子であるという身分がばれたら困るので、「これからはチャグムと呼んでくれ」とみんなに呼びかけるシーンが感動的でした。

一度外の世界を生きてしまって、王宮のなかで息苦しさを常に感じていたチャグムですから、捕虜という状況はともかく、身分に関係なくほかの人と親睦を深められることは喜びを感じるところでもあるかもしれません。

気を取り直したチャグムが涙ぐみながらご飯を食べるところは、他のドラマですが「カルテット」第3話のすずめちゃんと巻さんのシーンを思い出しました。泣きながらご飯を食べたことがある人は、生きていくことができる。

しかし最後のシーンでチャグムは何者かに寝込みをおそわれていましたね。

 

シハナの野望

スポンサーリンク ?

四路街に向かったタンダ・チキサ・スファル・シハナ御一行。しかし四路街に到着するやいなや、シハナが豹変してチキサとタンダを人質に取ります。驚いくスファルに、「サーダ・タルハマヤの力を使ってロタ王国をひとつにする」と野望を語りだすシハナ。

サーダ・タルハマヤなき現在のロタ王国は、北部と南部で対立しています。その分裂は、北部の貧困を補うためにロタ王が南部への増税を命じると領主たちが大反発を起こすほど。その状態をシハナは破壊神の力で、再び恐怖によって支配するつもりなのでしょう。

そのシハナから、同じく四路街にいるバルサのもとへ脅迫状が届きます。「建国の儀の朝、ロタ祭儀場にアスラを連れてくること。来なければタンダのチキサの命はない」という内容でした。

今回もまた、ロタ王弟イーハン(ディーン・フジオカ)の出番はちょっぴりでしたね。ロタ王国南部の領主から、イーハンはタルの民と仲がいいから北部に肩入れしているんだろうと言われる場面も。

ロタ王国の分裂をおさめたいと思っているのは、ロタ王の願いでもあるはずで、その王のための密偵(カシャル)のシハナなりに思うところがあるのかどうなのか、というのはこれから明かされていくでしょう。

 

おわりに

スポンサーリンク ?

第3回の放送予定は2017年2月11日(土) 午前0時10分から。

金曜日の深夜ですね。放送予定は変更になることがありますので「あらすじ」のページでチェックしてみてください。

第3回「光の力」|精霊の守り人 悲しき破壊神|NHK大河ファンタジー

 

▼次回(第4回)のネタバレ感想はこちらです

▼「悲しき破壊神」の原案となった「守り人シリーズ」についての記事はこちらから読めます。

 ▼おまけ<5分スケッチ>

f:id:awawako:20170206132050j:plain

冒頭、幻術の中で戦うバルサ(のつもり)。 

 

お読みいただきありがとうございました。