気がつけば8月も終わりですねー!
先日、とある料理店に行ったんです。
そのお店は知り合いの知り合いがさいきん始めたところで、直接の知人ではないものの気になって初入店したんですよ。
お店の場所をFacebookで調べて、お昼からの営業にあわせて、開店時間から五分後くらいに着きました。開店直後ということもあり、お客さんは私と同行者のみ。お店は厨房がカウンター越しに見えるオープンなつくりになっていて、店主かつ料理人らしき女性と、その方の親類らしき年配の女性店員がいました。
メニューは
- 手打ちそば
- 手打ちそばと天ぷら
- 鴨南そば
と、「手打ちそばに自身あり!!」な感じ。
同行者と相談しつつ、注文を決めます。
私「手打ちそばは食べたい。天ぷらは今日はいらないかな」
同「ひとつはそばにしよう」
私「鴨南も気になるね」
同「じゃあもうひとつはそれにしよう」
そして声をかけると、年配のほうの店員さんが伝票を片手に注文をとりにきました。
私「手打ちそばと鴨南そばをください」
店員さんは「はい」と言って、厨房のほうへ戻り声をかけます。
料理を待つあいだ、お店の内装がとてもオシャレなことや、そば関連の変わったスイーツなどについて同行者とあれこれ話していました。
しかしここでとある異変に気付きます。
厨房のほうから、
「じょわじょわーーーーぱちぱちぱちっ」
と、油でなにかを揚げるような音が威勢よく聞こえてきたのです。
私と同行者は、顔を見合わせました。
(揚げているね…?)
(でもなにを…?)
(おそらく天ぷらだろうね…?)
(でも他に客はいないし…?)
(となると…?)
(となると………)
不安な会話を目で続け、それが現実にならないように祈りました。祈りました。
しばらくして目の前に料理が運ばれてきました。
店「お待たせしましたー。鴨南そばと、天ぷらそばです!」
祈りは届きませんでした。
天ぷら、ついてきちゃいました。
念のために伝票も確認してみたら、「天そば」と書かれていました。
私も同行者も、間違いなく「手打ちそば」と注文したはずが……残念としかいいようがありません。
何も言えなくて…夏
結局私たちがとった行動は、注文していないはずの天ぷらをいただき、注文していないはずの天ぷら込みお会計をして、完全に受け身。店員さんに「ちがうんじゃないですか?」と言うことはしませんでした。
なぜ、言えなかったのか。それは言いずらかったからです。
知り合いから紹介されたお店だったこと、もう天ぷらを揚げてしまっていること、などと理由自体がぼんやりしていることに加えて勇気がなかった。
ただ疑問だったのは、お客さんは1組しかいなかったし、テーブルが3つほどの店内だったので注文は奥の店主にも聞こえていたのではないかな、ということです。
もし私が厨房にいて、いまから注文する客の料理をつくるとしたら、それとなく注文を聞くこともあるんじゃないかなと思うんです。
それから気になる点をあげるとするならば、年配女性の店員さんが注文を復唱していれば間違いは未然に防げたのではないかな……とも思うわけです。
指摘するべきだったのだろうか
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知り合いに紹介されたこともあり、帰るときに奥の店主にあいさつしようかとも思いましたが厨房から出てくることはなかったのであいまいな会釈だけをしました。
手打ちそばの味は普通でした。とびきりおいしい! となればまた行くかもしれませんが、あくまで普通だったのでおそばが食べたくなったら別の店に行くと思います。
お店の今後を思えば、注文まちがってるみたいです、と言うべきだったのかもしれません。でも面倒だし、たぶんもう二度と行かないから別にいいや、となってしまいました。
そんな感じでモヤモヤした出来事でした。
天ぷら、なかなかおいしかったですけどね!