日めくりインドア女子

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切なくて可愛いけど怖い漫画「青野くんに触りたいから死にたい」

ものすごい漫画を読みました。

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「青野くんに触りたいから死にたい」という漫画です。

現在2巻までコミックスが発売されていて、アフタヌーンで連載が続いています。

1巻の帯にもありますが、アフタヌーン公式ウェブサイトで公開されている第1話の閲覧数は30万PVにものぼったそうです。わたしも、まずは第1話を…と思って見てみたらぐんぐん引き込まれてコミックスを即買いしてしまいました。おそるべし吸引力。

▼第1話と第2話のためしよみができるアフタヌーン公式サイト

afternoon.moae.jp

胸キュンラブコメとホラーのコントラスト

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男性経験皆無(だけど自称助平)な優里ちゃんの恋人・青野くんは、付き合って早々に死んでしまいます。どうしても青野くんに会いたいとカッターを手に取ったとき、優里ちゃんの前にあらわれた青野君は幽霊になっていました。

会えたことはうれしいけれど、幽霊だから触りたくても触れない。心を通わせれば通わせるほど、互いに「触れることができない」という事実が浮き彫りになっていくのが切ないです。一緒にいればいるほど、生者である優里と死者である青野の違いがくっきりと分かれてしまうんですよね…。

しかし、青野くんがあるとき「優里のなかに入ってしまった」ことから事態はただの人間×ユーレイのほのぼのラブコメから一変します。優里に憑依したことはまったく覚えていない青野くんでしたが、そのあとも不可思議なことが続き、何度も血が流れる事態に。

怖い描写も多いのですがそれでも見てしまうのは、優里ちゃんがあまりに一途に青野くんのことを想っているからなんです。ホラー描写をはさみながらも合間のギャグに癒され、優里ちゃんを応援して見届けたくなります。

 

謎が多く、何度も読み返したくなる

青野くんの存在には謎が多いです。「忘れた、覚えていない」という青野くんの言葉をどこまで信じればいいのか、ときどき黒い目をしてこわいことを言う青野くんは一体何なのか。そして、優里のなかに青野くんがはいっているあいだに、優里が見ている場所はどこなのか…。

2巻では優里と青野くんだけではなく他の人も巻き込んで、どんどん深みにはまっていくなかで一体どうなってしまうのか…!!とアフタヌーンを購読してしまいそうな勢いです。

幽霊が出てくるお話を読むと、たいていは「生きている人間がいちばんこわい」という結論に行きつくことが多いのですが、この漫画を読むと「生死にかかわらず、目的がわからない存在がなんらかの危害を加えてくるのがめっちゃこわい」と思ってしまいます。

ホラー成分がお好きでしたら、ぜひ公式サイトから試し読みをどうぞ。

レトロな少女漫画風の見た目もまたツボです!

「ハッピーマニア」完全新作続編!45歳になった重田カヨコの「今」

どうもどうも。今日は七夕ですね。

七夕といえば、再会。

今年の七夕には驚くような再会がありました。

それがこちらです。

2001年に完結した安野モヨコ「ハッピーマニア」の続編「後ハッピーマニア」が、7月7日発売のフィールヤング8月号に掲載されるとのお知らせが!

「ハッピーマニア」といえば重田カヨコが幸せを求めて恋愛をしまくり失敗しまくる破天荒レディース(あえて少女とはいわない)漫画の金字塔。

それの続編とあらば、読まないわけにはいきません。

普段漫画雑誌を買うことはほとんどないのですが、どうしても手に取ってじっくり読みたかったので本日駆けずり回ってきました。近所の書店にて1冊だけ残っていたのをゲット!

16年ぶりの再会

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見開き巻頭カラーどーん! すみません、あまりにも綺麗だったのでこのページだけ載せました。他の画像は載せません。見てのお楽しみ!

大きく描かれているのはカヨコとフクちゃん、そしてタカハシ!

あ、今気づいたけどカヨコはハッピーマニアの最後にタカハシと結婚した(はず)だから重田ではなく高橋カヨコなんですかね? 今の今まで気づかなかった…。

それにしてもこのカヨコの表情、おそろしいほどの気迫ですね。ピンチに目を見開いているような、現実を見つめようとしているような。でも思い返してみれば16年前のカヨコもこんな風にいつもガンつけてるような必死な表情でした。

フクちゃんはあれですね…変わってないように見えます…そしてタカハシ…なんだろうこのポカンとした無慈悲にも思える明るい表情は…。

 

ネタバレなしの感想

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カヨコとフクちゃんは喧嘩して5年間会っていなかったという設定でしたが、二人のやりとりはいつも通りで懐かしくなりました。カヨコがボケつつ、フクちゃんは激しく突っ込みつつも意図せずボケたり、それをカヨコが心の中で突っ込んだり。年齢を重ねてもそんな風に話せる友達がいるって素敵です。カヨコがフクちゃんのところに来た理由は素敵じゃなかったですけども。

カヨコとフクちゃんそれぞれの状況や、お互いの老け具合(!)の描写に、16年の重みを感じます…。

驚いたのが、てっきり「読み切り」かと思って読んでいたら途中で終わってしまったことです!  to be continuedって書いてあるし! 続くんかい! それはそれで嬉しいけど、驚いたよ!

作者の安野モヨコさんがTwitterでも続きがあることを明言していらっしゃいました。

「後ハッピーマニア」の続きは来年だそうです。オッケー待ちます!

 

注意!ネタバレあり感想

ここからは、ネタバレありの感想ですので十分にお気をつけください。

 

 

 

 さて……

 

 

とにかくタカハシー!!! タカハシなにやってんのー!

なにちょっと若い女の子に入れあげてんのー!

しかもマジ惚れっぽいし。

あーあ。でもね、タカハシって前からこんなでしたよ。シゲカヨのことを好いて追っかけてきたときもこうでしたよ。だから、納得もできるんですよね。人は根本的には変わらないものなんだなーって、思いますよね…。

その部分に関しては、

絶対に浮気しない男の代価

とも描かれていました。 

変わらなさ加減でいえばシゲカヨも、とくに職にもつかずにプラプラしているという部分では同じ。でも、浮気に関しては「ギリギリまでは何度かあるけどやってない!」らしいから驚きです。「はー、恋したい」が口癖だったシゲカヨからは想像もつかないほど一途だったんだねー。

そんな感じでタカハシに別れを切り出されて、フクちゃんのところに駆け込んだカヨコ。この図式も以前と同じです。ある意味安心…してはいけないんでしょうけど。

フクちゃんのほうもわりと複雑です。事業では成功して年収1億(!)の女になったけど旦那(ヒデキ)と息子は愛人の美魔女のところに入り浸り。フクちゃんはたまに若い男と遊びながらほぼ一人暮らし…という、カヨコが転がり込むにはうってつけの状況ですね!

 

読み終えた心境

完結した作品の続編って、100パーセント楽しいうれしいという感想だけではないということがわかりました。なんというか、苦しい。正直に言うと、再びもがいているカヨコを見て苦しくなりました。

「ハッピーマニア」は何度も読み返している大好きな漫画のひとつです。それは、最後にちゃんと完結している(まだカヨコの冒険は続くというかたちの終わり方であっても)のを知っているから、安心して何度もカヨコの恋路を「もー、ほんとになにやってんの」とフクちゃんのような気持ちで、またある時はカヨコ本人のような暴走特急なテンションで読めるのです。

今回の「後(ご)ハッピーマニア」では人物もリアルの年月と同じだけ歳を重ねさせていたこともあり、カヨコたちがより身近に、リアルに感じられました。続きは1年後くらいということで苦しさは続きますが、またカヨコの生きざまをある時点まで見届けたいなと思います。

 

ちなみに今、MANGA ZEROでは「ハッピーマニア」全11巻が無料で読めるそうですよ!

manga-zero.coroco3.com

 

お読みいただきありがとうございました!

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